スペシャルティに対する感覚の成長が全く停滞している一方で、最近は200gで500円くらいの低価格帯に対する舌が少し肥えてきたような気がする。駄目なものは当然駄目だとして、中には視点と淹れ方次第で 十分楽しめるものもあるようだと考え直すようになった。そもそも産地や処理法によるキャラクターというのは、見方によっては各々の気候的、技術的、経済的等々の制約の結果物なのであり、だからこそそれは無謬に達成される最高品質の豆よりもむしろ、いくつもの妥協の産物にこそよりよく見出されうる、と考えることもできる(ただしもちろん、コストカットのために強いられる経済搾取や環境汚染等の倫理的な問題については改めて問われる必要があることを直ちに言い加えておかねばならない)。
昨晩は大変遅く寝て、自然今朝は大変遅く起きた。いや、正直これは仕方がないと思う。べつに詳細を記したりはしないけれども、昨晩は唐突にライフライン上のなかなかの恐怖体験をしたのだし。ヤンヌルカナだよこれは。あとiPad のバッテリーもいい加減にしてくれ。
夕食にはチキンカレーを作った。調理器具の衛生管理にここ半年ばかり殊に過敏だ。ゾーニング、洗浄、熱湯消毒、禊。
いやはや、とそう独り言ちたい。届く耳の宛てなしに、いやはや、と音はしばし低く棚引いて、いやはや、とそれはそのまま消えていくだろう。いやはや。
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