昨日は珍しく、明るいうちから本を少し読めた。シヴェルブシュの『鉄道旅行の歴史』を読んでいる。
YouTubeに流れてきたメレンゲ・アクションの真似をしてみる。出す脚の側の骨盤を(上げるのではなく)下げるなんて動き、今まで考えたこともなかった。骨盤が発熱する。
これまでなんとなく興味が湧かなかった韓国語だが、ここ数日で突然気になるようになり、とりあえず昔どこかで手に入れてあった薄い入門書を引っ張り出した。よくある語学テキストというよりは、日韓語の比較を通して日本語を見つめ直そう、という趣旨で編まれた本だ。語学テキストにありがちな、右も左も分からないうちからいきなり発音規則やら決まり文句やらの丸呑みを要求してくるものよりも余程良いと思う。
そういえば大学時代にとったラテン語の授業では、死語ゆえの特徴だが、そもそも定まった発音法も挨拶も無く、いきなりゴリゴリの文法事項に突っ込んでいったのはとても良かったといまでも思う。
脱輪していくことは大事だ。滑らかな鋼鉄の車体は傷を負って初めて自らの重さに気付く。元来た道を振り返り、光の性質に従って、途中にあったはずの分岐点は現在からはもはや視界に映らない。だからこそ現在を踏み外すことは常に大事だ。プレゼンスを動揺させることは常に大事だ。
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