2016年11月1日火曜日

『君の名は。』を観た。二人の、スイッチング。セカイ=宇宙系。

『君の名は。』を観た。

 主人公の男女二人の、代わる代わる、瞬くような切り替わりの連続(スイッチングの反復の総体としてひとつの大きな何かを繋ぎとめる欲望というものを、先日のNintendo Switch の発表以来考えている)。

 全編を通しての、「二人であること」の執拗なまでの暗示(二羽のトンビ、ふたつのクレーター、道祖神、町長室に貼られたポスターの「陰陽」の文字等々)。

 「フキダシ」表現の採用

 止め絵から3DCGまでを利用した多様な「カメラワーク」による緩急。

 「セカイ系」の親戚なのか、「きみとぼく」的な小さな関係性を地球レベルの現象に託す傾向。『魔法少女まどか☆マギカ』でも見られるような、セカイと宇宙(地球、太陽系、銀河系、等々)とを混同して物語っていく姿勢。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿