2021年2月2日火曜日

20210202

12:30 現在、コーヒーはすでに二杯。

雨の音で目が覚めたのが朝7時前のことだったのだが今窓の外はアッケラカンと快晴だ。何もわからないままに正午を廻ってしまった。

特別散らかっているとか埃っぽいというわけでもないはずなのだが、部屋の中がどうにもくさくさして落ち着かない。無人のはずの階下がしきりにガタゴト音を上げて、家鳴りなのか侵入者なのか判然としない。

新しい言語を学ぶとは何よりもまず新しいリズムを学ぶことなのだろうと思う。一音一音に都度、なんだこれはと唸っているうちにも向こうではすでに別の小節が展開している。波間波間にあっぷあっぷと辛うじて息を継ぎ継ぎ、訳のわからぬままにひとまず浅瀬を踏んだ、そうかと思えばまた砕けてまた犬掻きだ。

訳もわからぬままに人はものに囲まれて生きている。それであるのに最後に差し出される箱はといえば、細長い棺桶一つきりだ。死ぬこの身はどうでもいい。しかしその他の諸々は一体全体どうすれば良いのか。何年も前からそんなことばかり考えて恐怖している。

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